令和万葉集:勝間田の 池は我知る 蓮(はちす)なし しか言ふ君が 鬚なきごと

第十六巻には、ナンセンスなこっけいな歌がたくさん登場します。

次の歌もそんな戯れ歌のひとつです。

 

勝間田の池って良く知っているけれど、

蓮なんてあるもんですか。

蓮があるというあなたに

鬚(ひげ)がないのと一緒でしょ。

 

勝間田の 池は我知る 蓮(はちす)なし しか言ふ君が 鬚なきごと3835

かつまたの いけはあがしる はちすなし しかいふきみが ひげなきごとし

 

蓮は恋と同音で、美女や恋の意味を暗示しています。

「蓮なし」というの

は、恋愛の情が薄いことを意味し、私に対して

薄情だわと戯れています。当時、一人前の男なら鬚(ひげ)があって当然!

それがないから情も薄いのよね