川越女子高校音楽部に合唱していただきました。

川越女子高等学校音楽部の皆様に「アースデイin川越2021」にて、SDGSへの取り組みとして、『The Earth can be Beautiful Again~虹の玻璃(にじのちきゅう)(寺島悦恩作詞・小林範子作曲)』を歌っていただくことができました。このコロナ禍で練習もままならない中、素晴らしい合唱ステージをオンラインでくりひろげていただくことができました。川越女子高等学校音楽部の皆さま大変ありがとうございました。演奏動画はこちらにアップさせていただきました。

https://youtu.be/hATwfl6A3Gw

アースデイ イン 川越 日時:令和3年10月3日出演:埼玉県立川越女子高等学校音楽部      

合唱:川越女子高等学校音楽部 指揮・ピアノ栗原晶代先生

「アースデイ」は、みんなの未来の ために、かけがえのない 地球環境を守り、すべての 人々と 平和で 安全な 世界を 作ることを 目的とした イベントです。1969年ユネスコの環境会議をきっかけに、地球環境について考える日として世界中に広がりました。アースデイ・イン・川越は、環境問題、国際交流を主なテーマに1999年から毎年開催され、2018年からはSDGsをメインテーマに、子どもから大人まで、すべての人が持続可能な社会について考えるための提案を続けています。今年2021年、10月3日(日曜日)、「アースデイin川越2021」および「SDGsアクションフェスタ』において、川越女子高等学校音楽部の演奏発表をさせていただきました。アースデイのサイトは、こちらです。(27分50秒あたりから川女の演奏が始まります)

http://showanomachi.net/earthday/2021/10/01/2021liveworkshop/

『The Earth can be Beautiful Again~虹の玻璃(にじのちきゅう)(寺島悦恩作詞・小林範子作曲)は、地球よ、もういちど美しくよみがえれというメッセージを込めた、世界への祈りの歌です。川越在住の作詞作曲者による作品です。

玻璃とは、ガラス玉のような美しくも壊れやすい地球を表しています。広く皆さんに歌っていただくことで、環境に対する思いを広めていただけたらと思っています。玻璃というのはガラスのように繊細でこわれやすいけれども、かがやく宝石のような地球を表しています。2001年の9.11の時にできた曲で、それ以来ずっと歌い続けられています。

「時は止まった 人影も凍る街、嘆きの星』や「吹きすさぶ風に 舞い散る灰色の雪』は、災害や爆風で建物やまちが飛ぶ様子をあらわしています。しかし、「『The Earth can be Beautiful Again〜かろやかに鳥が 笑いかける花 輝ける森が 語りかける朝」という歌詞で美しく蘇る世界への祈りを表しています。

歌と言葉には不思議な力があります。本気で美しい地球を取り戻そうという想いを一つにしてみんなで歌って音楽を楽しみながらSDGsに取り組む、そんな「にじのちきゅうプロジェクト」は 音楽を楽しんだり発信したい方々が繋がって、SDGsへの想いを一つにする活動のひとつと思っております。

「にじのちきゅうプロジェクト」動画完成しました

「にじのちきゅうプロジェクト」参加者の皆さんによる動画が、この度ようやく完成いたしました。この「からふるプロジェクト」と「NPOアートバーブズフォーラム」の共催のもと、オンライン合唱の動画を企画したものです。 このコロナ禍でなかなか歌う機会がない中、オンラインで歌っていただくことでSDGsに貢献し、美しい地球を取り戻そうというメッセージを繋がりながら発信したいと思います。

「からふるプロジェクト」は、大人も子供も障害のあるなしも関係のない地域密着交流イベントを2019年から開催しており、『虹の玻璃(にじのちきゅう)』を歌ってきました。 2020年はコロナ禍となり無観客でイベントを行い、2021年はオンライン合唱という形で挑戦し続けています。

その中で、今年のオンライン合唱では、まず「にじのちきゅうを歌ってみよう」という体験会を開催しました。6・19(土) 6・26(土) 7・3(土)3回の連続講座で、発声、メロデイやコーラスパートの練習、録音の仕方など学びました。

そして参加希望者は、イヤホンで音源を聴きながら、ご自身の歌声のみをスマホなどで録音して指定のURLに送っていただき、皆さんのSDGsのメッセージやご自身の写真や動画なども送っていただき、その素材をもとに、プロの動画編集者いまいかおるさんによるオンライン動画が作成され、この度、オンライン上で発表、配信となりました。

玻璃とは、ガラス玉のような美しくも壊れやすい地球を表しています。広く皆さんに歌っていただくことで、環境に対する思いを広めていただけたらと思っています。玻璃というのはガラスのように繊細でこわれやすいけれども、かがやく宝石のような地球を表しています。

2001年の9.11の時にできた曲で、それ以来ずっと歌い続けられています。 「時は止まった 人影も凍る街、嘆きの星』や「吹きすさぶ風に 舞い散る灰色の雪』は、災害や爆風で建物やまちが飛ぶ様子をあらわしています。しかし、「『The Earth can be Beautiful Again〜かろやかに鳥が 笑いかける花 輝ける森が 語りかける朝」という歌詞で美しく蘇る世界への祈りを表しています。

歌と言葉には不思議な力があります。本気で美しい地球を取り戻そうという想いを一つにしてみんなで歌って音楽を楽しみながらSDGsに取り組む、そんな「にじのちきゅうプロジェクト」は 音楽を楽しんだり発信したい方々が繋がって、SDGsへの想いを一つにする活動をしたいです。

「SDGsを歌う」アースデイin川越2021

「アースデイ」は、みんなの未来の ために、かけがえのない 地球環境を守り、すべての 人々と 平和で 安全な 世界を 作ることを 目的とした イベントです。1969年ユネスコの環境会議をきっかけに、地球環境について考える日として世界中に広がりました。アースデイ・イン・川越は、環境問題、国際交流を主なテーマに1999年から毎年開催され、2018年からはSDGsをメインテーマに、子どもから大人まで、すべての人が持続可能な社会について考えるための提案を続けています。公式サイトはこちらです。

http://showanomachi.net/earthday/2021/10/01/2021liveworkshop/

そんな中、今回初めて参加させていただく「にじのちきゅうプロジェクト」では、このコロナ禍でなかなか歌う機会がない中、オンラインで歌っていただくことでSDGsに貢献し、美しい地球を取り戻そうというメッセージを繋がりながら動画発信しました

参加団体の「にじのちきゅうプロジェクト」は、からふるプロジェクトとNPOアートバーブズフォーラムの共催のもと、オンライン合唱の動画を完成することができました。からふるプロジェクトは、大人も子供も障害のあるなしも関係のない地域密着交流イベントを2019年から開催しており、「虹の玻璃」を歌ってきました。2020年はコロナ禍となり無観客でイベントを行い、2021年はオンライン合唱という形で挑戦し続けています。音楽イベントを通じてよりよい地域づくりをし、それがSDGsにつながることを願っています。

さらに、アースデイ・イン・川越に毎年参加してくださっている川越女子高等学校音楽部にご参加いただき、SDGSへの取り組みとして今年は「虹の玻璃」を歌っていただき、さらに素晴らしい合唱ステージをオンラインでくりひろげていただくことができました。この川越女子高等学校音楽部による合唱ステージもお楽しみください。

『The Earth can be Beautiful Again~虹の玻璃(にじのちきゅう)(寺島悦恩作詞・小林範子作曲)は、地球よ、もういちど美しくよみがえれというメッセージを込めた、世界への祈りの歌です。

玻璃とは、ガラス玉のような美しくも壊れやすい地球を表しています。広く皆さんに歌っていただくことで、環境に対する思いを広めていただけたらと思っています。玻璃というのはガラスのように繊細でこわれやすいけれども、かがやく宝石のような地球を表しています。2001年の9.11の時にできた曲で、それ以来ずっと歌い続けられています。

「時は止まった 人影も凍る街、嘆きの星』や「吹きすさぶ風に 舞い散る灰色の雪』は、災害や爆風で建物やまちが飛ぶ様子をあらわしています。しかし、「『The Earth can be Beautiful Again〜かろやかに鳥が 笑いかける花 輝ける森が 語りかける朝」という歌詞で美しく蘇る世界への祈りを表しています。

歌と言葉には不思議な力があります。本気で美しい地球を取り戻そうという想いを一つにして、みんなで歌って音楽を楽しみながらSDGsに取り組む、そんな「にじのちきゅうプロジェクト」は 音楽を楽しんだり発信したい方々が繋がって、SDGsへの想いを一つにする活動のひとつと思っております。

川越総合高校100周年記念事業での合唱指導協力

2021年9月2日、ウエスタ川越大ホールで川越総合高校100周年記念事業が行われました。多数の来賓を招いての予定でしたが、コロナでの緊急事態宣言下にあって、無観客での開催となりました。

この事業を行うにあたって、川越総合高校の生徒さん達が、宮澤賢治の作品を題材にした坂田晃一氏作曲の『賢治の風景』より『向ふも春の訪れなので』と『コバルト山地』を合唱演奏するための指導をこの夏休みに行ってまいりました。コロナの感染を防ぐため、練習回数も4回、一回につき1時間半という短い時間でしたが、大変な中で集中して取り組まれ、ピアノ伴奏もメキメキ上達して素晴らしい成果となりました。やり遂げたことが、きっと、将来に向けて彼らの大きな一つの自信となってゆくことでしょう。

https://www.sch-artworks.jp/live/20210902kawagoesougoukoukou.html

また、私の方でこの曲のための連弾譜も作成させていただきました。それが以下の説明です。

この夏は川越総合高校100周年式典(ウエスタ川越大ホール)の音楽披指導の依頼を受けて準備を進めてまいりました。総合高校の生徒さんや先生方と交流をもつことができました。コロナ禍の中で、川越総合高校100周年式典では。坂田晃一先生が、宮沢賢治の作品に曲をつけた「賢治の風景」という作品の中から、『向こうの春もお勤めなので』と『コバルト山地』合唱曲の指導として夏休み4回の合唱練習(最小限にするため)と数回のピアノ指導でをさせていただきました。コロナ禍の中で、式典の規模も縮小され、最終的には、無観客での開催となりました。演奏者の人数もウエスタの舞台に載せられる生徒さんの人数に制限があり、また式典メインということで、反響版が使えない中、ピアノの屋根の部分を外し、連弾にするという構想でしたので、私が編曲してみました。本番ではピアノ伴奏もソロで生徒の早津さんが演奏することができ、指揮は高校の松崎康裕先生が振られることになりますが、幻の楽譜となってしまった連弾バージョン、こちらに載せさせていただきました。

https://soundcloud.com/noriko…/gcnbecz9ch10/s-jnATgDPh0gO

『この世に一つだけのあなたの音楽を!〜誰でもスラスラ、オリジナルで曲が書ける、まったくの初歩からの音楽講座』udemyより配信しました

オンラインで誰でも簡単に楽しく学べる講座を作ってUdemy から配信してみました。『この世に一つだけのあなたの音楽を!〜誰でもスラスラ、オリジナルで曲が書ける、まったくの初歩からの音楽講座をUdemyより配信しました。


https://www.udemy.com/course/musescorewriting/?couponCode=944929D87727EEE8F8E2

内容:作曲の仕方から発信方法までを学ぶ講座。初歩でも楽譜が書け、実際の音になるMuseScore(無料楽譜作成ソフト)をマスター。実際にピアノの演奏を聞きながらメロデイの作り方、和音の進行、曲の構成など体系的な理論が自然に身に付く音楽講座です。

概要:この講座は、MuseScoreというソフトを使い、作曲の仕方から発信方法までトータルに学ぶ講座です。MuseScoreは、音楽を今まで習ったことがなくても、楽器がなくても、楽譜が読めなくても、パソコンで簡単に打ち込みながら楽譜が書け演奏もできます。スラスラ、オリジナルの曲が書くために、言葉の抑揚やリズムを生かしたモチーフを発見して、あとは動かすだけ簡単にオリジナルの曲が書けます。その際、メロデイの作り方、和音の進行や曲の構成など、曲作りに必要な音楽理論も実際の演奏も交えて自然に身に付くように工夫されています。そういった音楽作りのルールも少し学んで曲を作っていくと、実は、誰でも曲を作ることができ、また何となくできた曲やワンパターンの曲にならず、応用も効くようになります。全くの初歩から楽譜が読めない方も、音楽経験者も、MuseScoreの使い方を覚えて気軽に作曲ができる。あなたの音楽を発信でき、音楽で人とあなたが繋がれる世界へ。

新年のごあいさつ

2021年あけましておめでとうございます。

自粛生活が続きますがお変わりございませんか。幸多き一年になりますよう。

昨年の年明けは、前年に夫の寺島が教授職を退職した記念に、ミラノ~ヴェローナ~マントヴァ~ヴェネツィア~ボローニャ~フェラーラ~フィレンツェ~アッシジ~ローマとイタリアの9都市を家族で周りました。ところが、帰国後、2月末のこと、コロナをニュースで知り、その変わりように驚きました。春からズーム会議やオンライン授業などが我が家でも本格化しました。夏頃からは、長引くコロナ対策と健康のため、ダイエットと免疫力アップのため、毎日8000歩を歩いて仕事場でもあるあけぼのホールに通っています。秋以降は、YouTubeチャンネルで作品や講座のオンライン発信事業にとりくんでいます。

作品「生きる」(谷川俊太郎作詞/小林範子作曲)を、新年1月16日 Apple music やSpotify などの全ストアでオンライン配信します。

コロナ禍の時代、いま「生きている!」ということを感じることが何よりも幸せにつながるとの思いを深めながら、谷川俊太郎先生の詩「生きる」に曲をつけることができました。「生きる」ということは、ごくありふれた日常のちょっとしたことを大切にすること。そんなメッセージが、シンプルな旋律の繰り返しの中で語られてゆきます。ちょっとのユーモアも含めながら。日本を元気に!!本年もどうぞよろしくお願いします。

スウェーデンの生活、子育て、教育、仕事、家族のあり方(女性の眼から見たスウェーデンの市民社会①)

日常生活、政治、子育て、教育、仕事、家族のあり方、スウェーデンの市民社会は、女性の視点からみたら、どのようになっているのでしょうか。私達一行(日本から4名、スウェーデンに住む女性5名)は、主に女性と教育という視点からウプサラ(Uppsala)市に居住し、勤務する人達を取材し、男女平等先進国と言われているスウェーデンの実情の一部を探ってきました。音楽は自作曲、虹の玻璃(チェロ:毛利巨塵、ピアノ小林範子)です。

第1章サムボ(事実婚)のカップルに聞く子育てと仕事
スウェーデンの女性の就業率は9割近くにものぼり、一方で子どもの出生率は日本を上回っています。給付金と就学前教育が一体となったスウェーデンの男女の子育てと就労のしくみを取材。

ウプサラ市は、人口20万人。ストックホルムから電車で40分、古くから政治と宗教の中心地で、歴史あるウプサラ大学と教会が並びます。

最初におとづれたのは、ウプサラ郊外に住むMichael HakanssonさんMalin Vessbyさんのお宅です。お二人はサンボという事実婚のカップルです。二人には6歳と三歳の男の子がいます。ミカエルさんは高校の社会の先生、今は休職し、大学院に通っています。マリーンは元々陶芸家で、その上にジャーナリズムを勉強して、起業、今はストックホルムの会社で雑誌の編集長をしています。

日本経済新聞の記事よると、2011年20~64歳のスウェーデンの専業主婦の割合は2%、平均就業率は88%にのぼります。課税は個人単位ですが日本のような主婦に配慮した税制はありません。一方で、スウェーデンは出生率も日本より高く、一人の女性が生涯に生む子どもの数、合計特殊出生率は、1.89で、日本と1.43と比べて上回っています。

背景に、育児給付制度であるペアレント給付金が充実していることがあげられます。育児休暇は夫婦二人で480日の取得できそのうち、そのうち60日は譲渡不可なため男性の育児参加を後押ししています。また390日間は給与の8割が保障されています。

ご主人のミカエルさんです。スウェーデンでは育児休暇中の収入の80%の保障があり、その額を考えて、どれだけ自分たちで育児休暇をとるか決めるのですが、私たちの場合は、給料や育児休暇の保障をあまり考えずにそれぞれ1年間育児休暇をとって、2歳からプレスクールにあずけました。また子どもが生まれる時にも10日間追加して、20日間の休暇とりました。

12就業率と出生率をともに増加させているもうひとつの理由は待機児童ほぼゼロを可能にしている、プレスクールとよばれる幼稚園の存在です。教育省管轄下におかれ、子どもが生まれると早ければ1才から通わせることができます。3歳からは無料です。

スウェーデンでは、子どもは社会のものという考えもの1歳から通える教育のシステムがあります、女性の視点からみると、男女格差をなくす法制度を整え、賃金格差もなくし、全体として給付金と就学前教育が一体となって両親である男女の就労をも助けている姿が浮かびます。このようにして仕事と子育ての両立が可能になっているのです。次章では、子どもの自立心、男女平等、人種など民主主義を基礎にした教育がおこなわれているプレスクールを取材します。

音楽療法の可能性:コルネリア・デランゲの少年ひろたんとのピアノ即興演奏

音楽療法は今日様々な方法があります。私は以前、コルネリア・デ・ランゲ症候群という障害をもっている14歳の少年と出会い、ピアノの即興演奏で交流をはかりながら、ヒロタンの身体的・精神的発達の可能性を探りました。

2004年11月から02007年1月にかけての2年間、毎週1回、30分のピアノの即興演奏を使った個人セッションを行なってきました。コルネリア・デ・ランゲ症候群という障害は発達が非常におそく、14歳になった現在も言葉はありません。

映像作品は、「ひろたんとピアノ」でコルネリア・デ・ランゲ症候群という障害をもっている14歳の少年、 ヒロタンとのピアノの即興演奏での交流(音楽療法)の記録作品です。2007年東京ビデオフェティバルで優秀賞を受賞したときのものです。

コルネリア・デ・ランゲ症候群という障害は、3万人から5万人に1人の割合で生じるそうで、発達は大変におそく、顔は互いにとてもよく似ていて、毛は濃く、中央でつながっている、睫毛はカールし、長い。鼻は小さく、細く、唇は薄く、端が下がっている、顎は小さく、頸は短かく、多毛などの特徴が見られます。

生まれてからずっと長いあいだ、鼻にチューブをつけて寝ていることも多かったので、お母さんによれば「ある意味で手がかからないといった状況」でもあったそうですが。お母さんは仕事に没頭でき、ヒロタンにはあまりかかわらなかった。とはいえ、体が極端に虚弱なので、ちょっとしたことで、かぜをひいたり、様々な病気になったりしたました。明るく話されるお母さんですが、内心は大変な葛藤をかかえていました。

その後、長い時を経、さまざまな葛藤を乗り越え、ヒロタンのお母さんは、障害のある子どもを持つという現実に徐々にではあるが向きあえるようになったそうです。そして彼とお母さんとの関係も変化しはじめました。一方、ヒロタンもすこしずつではありますが、以前には考えられなかったような成長をはじめました。

私が彼(ひろたん)と初めて出会ったのは作品をつくる2年前の冬。彼はとても小さくてかわいらしく,2才半くらいに見えました。でも本当はそのときすでに13歳でした。

ニューヨークで、音楽療法というものに出会った私は、日本に帰ってきてしばらく機会はなかったでのすが、当時、近くの障害児施設でボランテイアをしていたときの縁で、彼とお母さんが家にやってきたのです。

いつも家や養護学校でおなじみの曲が2、3あり それらは「おおきな栗の木の下で」だったり「ぞうさん」だったり「森のくまさん」だったりしましたが、これらを彼との合図に使うことにしました。

これが14歳のヒロタンです。意味のある言葉をしゃべることはなかなかできませんんし、発語も容易ではありません。しかし、マンマ(食事)とかパパとか、ダメとか理解できる言葉はもちろんあります。ものを握るといった動作は苦手で、すぐ放りだしてしまいます。

しかし,その時、彼はしっかり音を聴いていました。そして、私の演奏を真似して弾きだしたのです。ヒロタンは耳だけでなく,全身で音を感じているようです。よくピアノの鍵盤に顔をくつけたり,またピアノの下にはいりこんで振動を肌で感じているようです。また,ピアノに映る自分の顔や姿をよく見ているときもあります。

音が上昇してゆくフレーズを私がひくと大変高揚するようで,左右の足をばたばたさせたり足先をくっつけて打ち鳴らしたり,あごに手をやってあごをげんこつで激しく連打したりします。また気持ちのよいときはにこにこしながら両手を空中に舞うように動かしたりするのです。

ヒロタンはピアノが大好き。いろいろな音が出るのがおもしろいようです。でも、もちろん楽譜は読めません。彼は楽譜も鍵盤の位置も指使いも関係なく、ピアノをたたき出すのです。

ヒロタンが歌を歌っている。ヒロタンは発語も容易ではありません。そこでタイミングをとらえて発語させようと試みます。このように発語をともなうのは大変難しいらしく、よく私ののどに手を当てたりして、歌う時の感じをつかんだりしています。そんなヒロタンがうたうと思わずうれしくなってしまいます。

また、ものを握るといった動作は苦手で、すぐ放りだしてしまいます。そのため彼は他の打楽器に興味をもたないようです。握るスティックやグリップの手をすぐ離してしまいます。

しかし指は動きます。中指と薬指を独立して動かしながら、音の連続したフレーズを奏でます。ヒロタンは右手よりも左手が良く動きます。だんだん右手も良くうごくようになりました。彼はうまく体のバランスをとりながらうまく弾きます。そして響きを聴いているのか、とてもは音が美しくなってきました。タッチも、力強いです。

私とヒロタンは音楽で即興的にフレーズを奏でる。それは対話のようだ。一方がピアノで話しかけると、そのフレーズに呼応して一方がこたえる。音楽を支えたり、リズムにのって別の旋律を奏でたり、突然別のフレーズを持ち出したりする。ヒロタンはこだわりなく、壊してしまったりするのです。

ヒロタンとの交流を深めてゆくなかでお母さんからいろいろなお話をうかがうことができました。そのお話のなかで、ヒロタンとの関わり方の変化や社会の中で受け入れられ方の難しさなど私には強く印象づけられました。

「かっこうをつけないで、きれいごとをいわないで、無理なら無理といって、それでお互い笑っていられるのが一番だな」。最近ショートステイなども利用することで、心に余裕もでき、帰ってくるとお互いがなおさらうれしいという気持ちになったというお母さんは、ショートステイのような貴重なシステムがあってすごくうれしいが、私他のお母さんは一緒につれていたり、家から出なかったりしている様子で大変そうだとおっしゃっていました。

この2年間、彼は音楽的に大きく成長しています。お母さんによると、彼の日常も体調も落ち着いて、生活の中で成長が感じられるといいます。たとえば、階段を2階から自分で下りて来る(階段に腰かけながら)などです。

ヒロタンの将来については、お母さんは悲観的です。というのは、通っていた養護学校は高校生までで、卒業後は受け入れ先がないのです。そういった障害者の福祉施設は県内にはなく、現在の家から通えるような環境にはないそうです。

医学は進歩していく中で、長い時間をかけて成長していく彼らを、我々はどのように受け入れていけばよいのでしょうか。。

(この記録を東京電機大学の学生である松浦君とビデオドキュメンタリー作品としました)

川越の伝説を歌にシリース①「河童の伊勢まいり」

川越の伝説を歌にシリース①「河童の伊勢まいり」できました。

川越市伊勢原町にある御伊勢塚公園に河童モニュメントがあります。その伝説を歌にして、あけぼのコーラスのシニアの皆さんが歌いまして、コロナの中でシールドをつけて録画しました。「河童の伊勢まいり」(柿沼宏作詞・小林範子曲)です。

お話は次のよう。名細(なぐわし)の小畔川(こあぜがわ)の小次郎と川島(かわじま)、伊草(いぐさ)の袈裟坊(けさぼう)と坂戸、小沼(こぬま)かじ坊といいます三びきのいたずら好きの河童が、仲良くお伊勢まいりに出かけました。はぶりのよい旅人になりすました三びきの河童は宿場、宿場でおおばんぶるまいをしたり、茶店では一番たかいものを食べ、土産ものも一番上等なものを買いました。あまりにも金づかいが荒っぽいので店の主人たちはあやしみだし、三人づれの旅人に気をつけろと連絡しあいました。そこでお金をよくしらべてみますと、なんとそれは田にしのふただったのです。インチキがばれてしまうとたいへんです。皆から追いかけられ、とっつかまってしまいました。そして河童ということもばれてしまい、さんざんしぼられました。それから三びきの河童はすっかりおとなしくなり、二度とふたたび旅には出なくなったそうです。「川越の伝説」(川越市教育委員会発行)より

女性の目からみたスウーデンの市民社会を「からふるxダイバーシティ」シリーズ「音楽で繋がる参加型レクチャー」第1回で行いました

この秋、県の男女協同参画課との企画で、3回にわたって以下の講座の講師をすることになっています。「からふるxダイバーシティ」シリーズ「音楽で繋がる参加型レクチャー」第1回めが行われました。

「サンボ(同居人)」と呼ばれる事実婚のカップルで、スウェーデンでは一般的な関係だ。子どものいるサンボの家庭向けの相続や育休などの制度も整っており、結婚というハードルを超えずとも、柔軟な家族構成で子どもをもうける世帯は多い。婚外子の比率は55%(日本は2%)と高い。

スウェーデンの場合、2015年までは、480日の内で相手に譲ることができない育児休暇日数は60日ずつでしたが、2016年1月に制度が改正され90日に増えました。この育児休暇は利用しなければなくなってしまう仕組み。

そして、育児休暇の内、390日は休暇前の給与の80%が支払われ、新たに子どもが産まれるたびに育児休暇が加算されるため、子どもが多いほど休暇日数が増えていきます。

女性の目からみたスウーデンの市民社会

女性の眼から見たスウェーデンの市民社会」は、シリーズ「スウェーデンから見た日本の再構築」から学んだことをベースに、2014年2月に行なったスウェーデン視察の報告です。ウプサラ市に居住、勤務する人達を取材し、男女平等先進国と言われているスウェーデンの実情の一部を探りました。政治、教育、家庭、子育てを両立させて働く女性たちに関する6つの報告をお届けします。

映像報告「女性の眼から見たスウェーデンの市民社会』

第1章サムボ(事実婚)のカップルに聞く子育てと仕事

スウェーデンの女性の就業率は9割近くにものぼり、一方で子どもの出生率は日本を上回っています。給付金と就学前教育が一体となったスウェーデンの男女の子育てと就労のしくみを取材。

第2章 スウェーデンのプレスクールの一例、カモミール幼稚園

ウプサラ市のカモミール幼稚園を取材。スウェーデンではプレスクールを教育省管轄下に置き、子どもが生まれると早ければ1才から通わせることができ、3歳からは無料。その組織の在り方や教育内容に密着しました。環境教育、民主主義、移民の文化など配慮した持続可能な教育とは。