女性の目からみたスウーデンの市民社会を「からふるxダイバーシティ」シリーズ「音楽で繋がる参加型レクチャー」第1回で行いました

この秋、県の男女協同参画課との企画で、3回にわたって以下の講座の講師をすることになっています。「からふるxダイバーシティ」シリーズ「音楽で繋がる参加型レクチャー」第1回めが行われました。

「サンボ(同居人)」と呼ばれる事実婚のカップルで、スウェーデンでは一般的な関係だ。子どものいるサンボの家庭向けの相続や育休などの制度も整っており、結婚というハードルを超えずとも、柔軟な家族構成で子どもをもうける世帯は多い。婚外子の比率は55%(日本は2%)と高い。

スウェーデンの場合、2015年までは、480日の内で相手に譲ることができない育児休暇日数は60日ずつでしたが、2016年1月に制度が改正され90日に増えました。この育児休暇は利用しなければなくなってしまう仕組み。

そして、育児休暇の内、390日は休暇前の給与の80%が支払われ、新たに子どもが産まれるたびに育児休暇が加算されるため、子どもが多いほど休暇日数が増えていきます。

女性の目からみたスウーデンの市民社会

女性の眼から見たスウェーデンの市民社会」は、シリーズ「スウェーデンから見た日本の再構築」から学んだことをベースに、2014年2月に行なったスウェーデン視察の報告です。ウプサラ市に居住、勤務する人達を取材し、男女平等先進国と言われているスウェーデンの実情の一部を探りました。政治、教育、家庭、子育てを両立させて働く女性たちに関する6つの報告をお届けします。

映像報告「女性の眼から見たスウェーデンの市民社会』

第1章サムボ(事実婚)のカップルに聞く子育てと仕事

スウェーデンの女性の就業率は9割近くにものぼり、一方で子どもの出生率は日本を上回っています。給付金と就学前教育が一体となったスウェーデンの男女の子育てと就労のしくみを取材。

第2章 スウェーデンのプレスクールの一例、カモミール幼稚園

ウプサラ市のカモミール幼稚園を取材。スウェーデンではプレスクールを教育省管轄下に置き、子どもが生まれると早ければ1才から通わせることができ、3歳からは無料。その組織の在り方や教育内容に密着しました。環境教育、民主主義、移民の文化など配慮した持続可能な教育とは。