9月議会での一般質問「つながりをつくるシニアの居場所づくり、子どもの居場所づくり」

「つながりをつくるシニアの居場所づくり、子どもの居場所づくり」

として9月議会での一般質問が終わりました。

私にとっては2回目の一般質問です。

従来の高齢者像から若返っている高齢者に市はどう対応して行くのか

また、子ども食堂の持つ、多世代の居場所としての可能性など

ソーシャルインクルージョン〜多様性を認め、誰もが自分らしく生きて

いける社会へ向かっていけるよう、45分余り、19の質問をさせて

いただきました。

台風で議会の時間が中断、2時間も遅れる中、傍聴に来て

くださった方々や、動画中継を見てくださった方々、

ありがとうございました。

また動画が後日公開されましたらご連絡いたします。

以下が質問の内容です。

シニアの居場所づくりについて

①老人福祉センター西後楽会館における過去5年間の利用者数の推移

②川越市老人憩いの家の設置数、過去5年間の利用者数の推移

③シルバー人材センターの設立の目的と過去5年間の会員数、加入動機、主な仕事内容

④「オレンジカフェ」の個所数と利用者数

⑤「自宅以外に落ち着ける安心できる居場所はどんなところか」についての市の認識

⑥ 高齢者の集いの場などの地域資源について市ではどう捉えているのか

⑦高齢者像の変化を市はどのように捉えているのか

⑧生活支援コーディネータが把握している集いの場などの地域資源の数と内容

⑨地域資源についてどのようにお知らせしているのか

⑩高齢者像の変化に伴い、市はどのように対応していくのか。

子どもの居場所づくり〜プレーパークと子ども食堂について

①子どもの居場所について市ではどう捉えているのか

②市で行っている子どもの居場所と利用状況

③プレーパークについて市の取り組みに考え方

⑤子どもの居場所として遊べるだけでなく「ほっとできる場所」「居心地の良い場所」として必要な要素は

⑥今後、プレーパークを事業として行っていく上で必要になるものとは何か

④市内の子ども食堂の数と開催の頻度について

⑦子ども食堂の利用者や運営団体の意見

⑧子ども食堂の食材確保はどのように行っているのか

⑨市としてプレーパークをどのように進めていくか。

⑩多世代のつながりの場としての子ども食堂は

議会活動報告「鳥の眼と小さなアンブレラ」第1号

議会での質問内容を動画でご覧になりたい方は以下のリンクをご参照ください。
川越市議会 議会中継 – 発言内容

はじめに(質問にあたっての想い)

私小林のりこは、年4回開催される市議会で、主に、教育、文化芸術、観光、環境、地域づくりなど市民活動で長年取り組んできたテーマをもとに質問を行います。今回は観光と文化芸術に焦点を当てた質問です。

川越は観光客で賑わっていますが、食べ歩きと蔵の街への一極集中という問題があります。そこで文化・歴史・教育・芸術・まちづくりなどソフト面の魅力を観光資源化し、富裕層などさまざまな人々を対象に付加価値の高い滞在型・回遊型の観光によって「川越ファン」の増加を目指す質問です。

クレアモールを歩いてみると、川越八幡宮から喜多院、成田山へのルートへの分岐点となる重要なクレアパーク南側に観光標識が設置されていません。多くの観光客は、まっすぐ小江戸蔵里を通って大正ロマン通りに向かってしまいます。これでは一極集中が起こるのは当然です。

観光は川越市にとって重要な産業です。それでも3、4時間の食べ歩き中心では、観光収入も限られますが、回遊型、滞在型が増えれば市の収入の増加も見込めます。例えば、仮に700万人の観光客から、1人につき100円、川越市に収入が増えれば、年間7億円になります。

さて、観光客が多く押し寄せる一番街周辺道路では、歩きスマホ、歩行者の車道へのはみ出し、交通渋滞、ゴミのポイ捨てなど問題があるなかで、マナー啓発パトロールの実施、交通渋滞緩和策としては、郊外型無料駐車場等への警備誘導員配置と臨時駐車場の開放、観光投棄ごみ防止の観点からエコステーションの設置などを川越市では実施しています。

歩行者の道路へのはみ出しの危険性を少なくするため、行列をなくすために入り口で並ばない工夫が必要とされますが、観光課では、ゴールデンウィーク中、一番街

でのパトロールを商店街、交通課と合同で行っています。しかし、交通規制そのものは、商店街と地域住民で立場の違いもあり意見が分かれてしまうことからなかなか難しいようです。

パークアンドライドについては、本年3月、JAいるま野本店駐車場にて実証実験を実施、中心市街地の渋滞緩和策等について検証が行われ、一定の効果がありながらも、あぐれっしゅ川越駐車場に関しては、満車対策の他に国道254号バイパスから駐車場へ右折する車などが渋滞しないようにするなどの課題を抱えています。

住民の皆さんとの対話については、本年1月、第19回の一番街周辺21か所の自治会で構成される北部市街地自治会交通対策連絡協議会が開催されましたが、コロナもあり住民との対話がなかなか進んでいない状況です。

以上のように、川越市はさまざまな相矛盾する課題を抱えています。地域住民にとっても住みやすく、観光客にとっても快適で魅力的な小江戸川越を築くためには、観光課、交通政策課、環境部などが幅広く、横断的に連携し、庁内での合意形成が必要です。議会では合計14の質問を行いましたので、一部を抜粋してご紹介します。

『オーバーツーリズム問題解決のためのDeepな川越ファンを作る回遊型・滞在型観光の促進』

質問1: ゴールデンウィークにおける観光客増加の状況についてお伺いいたします。

回答1: 一番街周辺の観光客数は約131,800人であり、1日換算すると約14,600人でした。(産業観光部観光課)

質問2: 蔵の街に観光客が一極集中しないよう、私自身も、回遊箇所の音楽を作り、川越をめぐる楽しい仕掛けができたらと活動してまいりました。
長時間滞在の観光客を増加させる施策と回遊性を高める方策についてお伺いいたします。

回答2: 観光エリアを蔵造り、本丸御殿、喜多院、その他郊外の4つに区分し、魅力ある観光資源を発掘しています。
また、小江戸川越見どころ90観光コースや小江戸川越七福神めぐり、観光案内所スタッフが独自に作成した御朱印を押印できる神社仏閣を巡る散策コースなどの活用、さらにはアニメの舞台やドラマのロケ地など、早朝や夜の時間帯に訪れてみたいと感じられる観光スポットなどを選定しています。(産業観光部観光課)

質問3: 交通機関を利用して来られる方には、駅から回遊箇所へのわかりやすく楽しい案内があればと思います。
また、車の交通渋滞の緩和ですが、パークアンドライドなどの実験結果などを踏まえ、リアルタイムの駐車場空き状況や付近の空き駐車場情報などが重要かと思いますが、いかがでしょうか。

回答3: 観光客にエリア毎のリアルタイムの混雑情報等を提供することで、回遊しやすいエリアに誘導できるようなデジタル技術の活用について調査・研究してまいりたいと考えております。
基本的なデザインで統一しつつ、連続性を考慮し、わかりやすい情報提供や見やすい観光サインの整備に努めます。(産業観光部観光課)

――私も議員になる前の2015年、ウェスタ川越の開業時から、川越市提案事業として、川越文化コンシェルジュ講座を3年間で30回行い、30人の川越の専門家にお話を伺い、のべ2000人が参加されました。

質問4: 川越の歴史や文化的魅力を発信する今後の取り組みについてお尋ねいたします。川越にある文化財などは、もっと観光資源として活用することができたらと思います。
先日、川越市立博物館で寺田勝廣さんの大鎧復元展覧会が開催され、サムライ体験型イベントも含め、全国の歴女や刀剣女子に広報したら、すばらしい観光戦略にもなる可能性も秘めているかと思います。

回答4: 「蔵造りの町」というイメージに隠れがちな様々な時代の特徴を、博物館が所蔵する資料を活用してわかりやすく情報発信するなど、本市の魅力を継続して伝えることが重要と考えます。(市立博物館)

質問5: 人材面で川越市出身者だけでなく、川越にゆかりのあるアーティストやクリエーター、大学関係者など様々な専門家に関わっていただき、滞在型で付加価値のある観光が創出できたらと考えますが、人材資源の把握と活用の取組みはいかがでしょうか。

回答5: 「公益財団法人川越市施設管理公社」がアーティストバンクとして、本市にゆかりのある音楽、舞踊、伝統芸能、美術・工芸など、分野ごとの情報を登録、公開しております。
現在は76の個人・団体が登録されております。(文化芸術振興課)

質問6: 「観光⦆×⦆〇〇」という川越らしさを発揮できるような、観光との連携で行われるスポーツや文化イベントの取り組みはいかがでしょうか。

回答6: 「小江戸川越ハーフマラソン」は、毎年、全国から約1万人が川越水上公園をスタートするものです。蔵造りの町並みを通り、晴れた日には遠くに富士山を望みながら市北部の田園地帯を巡る設定でスポーツと本市の魅力を一度に楽しめます。
また、「マラソンランナー応援店マップ」を配布し、市内の観光に併せて飲食等を楽しんでいただける取り組みも行っております。
私も以前は「こえど地域づくりネットワーク」という地域づくり推進課との協働・提案事業でたくさんの素晴らしい市民活動を紹介してきました。市民と行政が協働で企画会議のようなものを行い、アイデアが広がり、活動の幅が広がることを期待しています。(文化スポーツ部)

市民の力を結集した情報発信について

質問7: 市内外への紙媒体以外での情報発信はどのように行っているのか、そのアクセス数や登録者数なども合わせてお伺いしたいと思います。
つまり、川越市のシティ・セールスの観点から、市内外にデジタルトランスフォーメーションを活用した広報はどのようなものがあるでしょうか。
城下街川越の歴史を感じる場所、イベント、そして動画などの発信を組み合わせていきながら、川越を国内外に売り込んでいけると思います。そこで、予算が限られた中ではあると思いますが、川越市のデジタルトランスフォーメーション広報戦略について、そして川越市のセールス・プロモーションについてもお聞きしたいと思っています。

回答7: ホームページやSNS、YouTubeなどにより情報発信を行っています。
アクセス数等について、市公式ホームページの閲覧回数は、月平均で約180万回、登録者数等は、ツイッターのフォロワー数が約3万2000人、インスタグラムのフォロワー数が約1700人、フェイスブックのフォロワー数が約1100人、LINEの「友だち」が約1万3000人、YouTubeのチャンネル登録者数が約3800人となっています。(広報室)

質問8: YouTubeなどには情報が多く掲載されておりますが、その分、必要な情報が目にとまりにくいと感じますが、市のお考えを伺います。

回答8: 川越市のYouTubeチャンネルについては、ホーム画面における一覧の作成、再生リストの分類等による情報整理、検索性の向上を意識したタイトル設定など、工夫をしながら情報を発信しています。
こうしたことに加え、ホームページやSNSなど複数のツールの連携など、タイムリーで効果的な情報発信に努めています。(広報室)

質問9: 国の交付金を活用した観光施策についてお伺いします。
市の予算が限られる中、観光庁や文化庁助成金の獲得などに向け、横断的なプロジェクトについて積極的に取り組んでいただきたいと思います。
他の自治体の例を参考にしますと「地域創生関係交付金制度」などを利用、効果をあげているところもあります。国の交付金を活用した観光政策について伺います。

回答9: 国の交付金を活用した観光施策について観光課では、国の地方創生臨時交付金を活用し、観光消費促進事業「小江戸旅ギフトスタンプラリー」を令和3年度と令和4年度の2度にわたり実施しました。
一般社団法人DMO川越では、埼玉県による「彩の国観光振興地域協働事業補助金」を活用し、インバウンドの関係者を本市に招請する「小江戸川越の文化体験ツアー」と題したファムトリップ、いわゆる下見招待旅行を昨年度実施しました。
また、今年度は観光庁による「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」を活用すべく、「100年後まで続く「EDO」文化を世界へ伝える事業」を申請中です。(産業観光部観光課)

質問10: 川越の歴史や文化を理解した川越ファンを増やす滞在型の持続可能な観光の推進についてお伺いします。

回答10:より深い体験ができるよう、観光関連団体や事業者、地域等と連携し、川越ファンの拡大に努めています。また、各観光エリアにおける観光資源の組み合わせによる回遊性の向上、早朝や夜間の観光の魅力創出に努め、滞在型の持続可能な観光地域づくりを推進していきたいと考えています。(産業観光部観光課)

質問を終えて

新型コロナウイルス感染症の影響で一時期中断したとはいえ、川越では、毎日どこかで様々な種類の素晴らしいイベントが行われておりますが、これまで広く周知することができなかったのですが、広告収入で川越市のセールスプロモーションサイトを構築、市民の力を結集した情報発信が今年度末からできることになりました。今後、見守っていきたいと思います。

国の交付金を活用した観光政策についても積極的に取り組んでいただくとともに、ストーリー性の構築も重要で、成果等について注目してまいります。

今は川越は観光客で溢れていますが、蔵の街を食べ歩くだけではやがて飽きが来るのではないかとの危惧も一部にあります。ハード面だけでなく、文化・歴史・教育・芸術、まちづくりなどソフトの面での魅力や素晴らしさを観光資源化、富裕層など様々な人をターゲットにした、付加価値の高い滞在型・回遊型の観光を目ざし、「川越ファン」を増やしたく思います。そして、楽しめる川越を目指します。

議案第45号 川越市蔵造り資料館店蔵耐震化工事請負契約について

さて、文化や歴史資源を観光資源にするためには川越には修復が必要な観光資源も多くあります。こうした資源の修復の機会を増やすことで、若い職人の育成も可能だと思います。そのような中、私は議員として蔵造り資料館店蔵耐震化工事の現場見学に行きました。

蔵造り資料館は、明治26年の大火の後にタバコ卸商によって建てられた万文、小山家住宅であり、その後、市が取得し文化財となった歴史的な建造物です。

数年前から耐震化のための鉄骨補強などの修理を行おうとしましたが、損傷が予想以上に酷かったため、予定が変更され、現在、店蔵の根本修理が行われています。

当初は店蔵だけでなく2番蔵や3番蔵などの全体の建物の鉄骨補強に3億600万円の予算が計上されていましたが、現在の計画では3億4006万円になりました。店蔵のみが解体され、本格的な修理が行われます。部材が修復され、一から組み直されます。請負先は川木建設です。

工事現場に入ると、時の鐘や2番蔵、3番蔵などが並ぶ町屋の敷地内から蔵の街の風情が感じられます。修復観光なども検討されているようですが、蔵のまちの中であるため、工事や交通の安全性なども心配です。

工事の計画としては、今年は部材修復が行われ、来年から屋根や土壁の修理、左官作業、外構工事などが進行し、令和9年に完成予定です。

工事期間の延長は問題ですが、このような手順を踏んで蔵を本格的に修繕し、根本的な修理を行う取り組みは全国的にも珍しいものであり、SDGsの観点からも大きな注目を集めることになるでしょう。

竹小舞を組んで土を小舞に打ち付けて壁を厚くする工法や、伝統的で再生可能な方法を活用し、映像などによる詳細な記録はもちろんのこと、修復の過程に若い技術者や学生などが参加できれば、技術の継承が可能になると思います。大正時代の関東大震災から蔵が地震に強かったことがわかっています。

蔵の耐震性について改めて考える機会になりそうです。

川越女子高校音楽部に合唱していただきました。

川越女子高等学校音楽部の皆様に「アースデイin川越2021」にて、SDGSへの取り組みとして、『The Earth can be Beautiful Again~虹の玻璃(にじのちきゅう)(寺島悦恩作詞・小林範子作曲)』を歌っていただくことができました。このコロナ禍で練習もままならない中、素晴らしい合唱ステージをオンラインでくりひろげていただくことができました。川越女子高等学校音楽部の皆さま大変ありがとうございました。演奏動画はこちらにアップさせていただきました。

https://youtu.be/hATwfl6A3Gw

アースデイ イン 川越 日時:令和3年10月3日出演:埼玉県立川越女子高等学校音楽部      

合唱:川越女子高等学校音楽部 指揮・ピアノ栗原晶代先生

「アースデイ」は、みんなの未来の ために、かけがえのない 地球環境を守り、すべての 人々と 平和で 安全な 世界を 作ることを 目的とした イベントです。1969年ユネスコの環境会議をきっかけに、地球環境について考える日として世界中に広がりました。アースデイ・イン・川越は、環境問題、国際交流を主なテーマに1999年から毎年開催され、2018年からはSDGsをメインテーマに、子どもから大人まで、すべての人が持続可能な社会について考えるための提案を続けています。今年2021年、10月3日(日曜日)、「アースデイin川越2021」および「SDGsアクションフェスタ』において、川越女子高等学校音楽部の演奏発表をさせていただきました。アースデイのサイトは、こちらです。(27分50秒あたりから川女の演奏が始まります)

http://showanomachi.net/earthday/2021/10/01/2021liveworkshop/

『The Earth can be Beautiful Again~虹の玻璃(にじのちきゅう)(寺島悦恩作詞・小林範子作曲)は、地球よ、もういちど美しくよみがえれというメッセージを込めた、世界への祈りの歌です。川越在住の作詞作曲者による作品です。

玻璃とは、ガラス玉のような美しくも壊れやすい地球を表しています。広く皆さんに歌っていただくことで、環境に対する思いを広めていただけたらと思っています。玻璃というのはガラスのように繊細でこわれやすいけれども、かがやく宝石のような地球を表しています。2001年の9.11の時にできた曲で、それ以来ずっと歌い続けられています。

「時は止まった 人影も凍る街、嘆きの星』や「吹きすさぶ風に 舞い散る灰色の雪』は、災害や爆風で建物やまちが飛ぶ様子をあらわしています。しかし、「『The Earth can be Beautiful Again〜かろやかに鳥が 笑いかける花 輝ける森が 語りかける朝」という歌詞で美しく蘇る世界への祈りを表しています。

歌と言葉には不思議な力があります。本気で美しい地球を取り戻そうという想いを一つにしてみんなで歌って音楽を楽しみながらSDGsに取り組む、そんな「にじのちきゅうプロジェクト」は 音楽を楽しんだり発信したい方々が繋がって、SDGsへの想いを一つにする活動のひとつと思っております。

「にじのちきゅうプロジェクト」動画完成しました

「にじのちきゅうプロジェクト」参加者の皆さんによる動画が、この度ようやく完成いたしました。この「からふるプロジェクト」と「NPOアートバーブズフォーラム」の共催のもと、オンライン合唱の動画を企画したものです。 このコロナ禍でなかなか歌う機会がない中、オンラインで歌っていただくことでSDGsに貢献し、美しい地球を取り戻そうというメッセージを繋がりながら発信したいと思います。

「からふるプロジェクト」は、大人も子供も障害のあるなしも関係のない地域密着交流イベントを2019年から開催しており、『虹の玻璃(にじのちきゅう)』を歌ってきました。 2020年はコロナ禍となり無観客でイベントを行い、2021年はオンライン合唱という形で挑戦し続けています。

その中で、今年のオンライン合唱では、まず「にじのちきゅうを歌ってみよう」という体験会を開催しました。6・19(土) 6・26(土) 7・3(土)3回の連続講座で、発声、メロデイやコーラスパートの練習、録音の仕方など学びました。

そして参加希望者は、イヤホンで音源を聴きながら、ご自身の歌声のみをスマホなどで録音して指定のURLに送っていただき、皆さんのSDGsのメッセージやご自身の写真や動画なども送っていただき、その素材をもとに、プロの動画編集者いまいかおるさんによるオンライン動画が作成され、この度、オンライン上で発表、配信となりました。

玻璃とは、ガラス玉のような美しくも壊れやすい地球を表しています。広く皆さんに歌っていただくことで、環境に対する思いを広めていただけたらと思っています。玻璃というのはガラスのように繊細でこわれやすいけれども、かがやく宝石のような地球を表しています。

2001年の9.11の時にできた曲で、それ以来ずっと歌い続けられています。 「時は止まった 人影も凍る街、嘆きの星』や「吹きすさぶ風に 舞い散る灰色の雪』は、災害や爆風で建物やまちが飛ぶ様子をあらわしています。しかし、「『The Earth can be Beautiful Again〜かろやかに鳥が 笑いかける花 輝ける森が 語りかける朝」という歌詞で美しく蘇る世界への祈りを表しています。

歌と言葉には不思議な力があります。本気で美しい地球を取り戻そうという想いを一つにしてみんなで歌って音楽を楽しみながらSDGsに取り組む、そんな「にじのちきゅうプロジェクト」は 音楽を楽しんだり発信したい方々が繋がって、SDGsへの想いを一つにする活動をしたいです。

「SDGsを歌う」アースデイin川越2021

「アースデイ」は、みんなの未来の ために、かけがえのない 地球環境を守り、すべての 人々と 平和で 安全な 世界を 作ることを 目的とした イベントです。1969年ユネスコの環境会議をきっかけに、地球環境について考える日として世界中に広がりました。アースデイ・イン・川越は、環境問題、国際交流を主なテーマに1999年から毎年開催され、2018年からはSDGsをメインテーマに、子どもから大人まで、すべての人が持続可能な社会について考えるための提案を続けています。公式サイトはこちらです。

http://showanomachi.net/earthday/2021/10/01/2021liveworkshop/

そんな中、今回初めて参加させていただく「にじのちきゅうプロジェクト」では、このコロナ禍でなかなか歌う機会がない中、オンラインで歌っていただくことでSDGsに貢献し、美しい地球を取り戻そうというメッセージを繋がりながら動画発信しました

参加団体の「にじのちきゅうプロジェクト」は、からふるプロジェクトとNPOアートバーブズフォーラムの共催のもと、オンライン合唱の動画を完成することができました。からふるプロジェクトは、大人も子供も障害のあるなしも関係のない地域密着交流イベントを2019年から開催しており、「虹の玻璃」を歌ってきました。2020年はコロナ禍となり無観客でイベントを行い、2021年はオンライン合唱という形で挑戦し続けています。音楽イベントを通じてよりよい地域づくりをし、それがSDGsにつながることを願っています。

さらに、アースデイ・イン・川越に毎年参加してくださっている川越女子高等学校音楽部にご参加いただき、SDGSへの取り組みとして今年は「虹の玻璃」を歌っていただき、さらに素晴らしい合唱ステージをオンラインでくりひろげていただくことができました。この川越女子高等学校音楽部による合唱ステージもお楽しみください。

『The Earth can be Beautiful Again~虹の玻璃(にじのちきゅう)(寺島悦恩作詞・小林範子作曲)は、地球よ、もういちど美しくよみがえれというメッセージを込めた、世界への祈りの歌です。

玻璃とは、ガラス玉のような美しくも壊れやすい地球を表しています。広く皆さんに歌っていただくことで、環境に対する思いを広めていただけたらと思っています。玻璃というのはガラスのように繊細でこわれやすいけれども、かがやく宝石のような地球を表しています。2001年の9.11の時にできた曲で、それ以来ずっと歌い続けられています。

「時は止まった 人影も凍る街、嘆きの星』や「吹きすさぶ風に 舞い散る灰色の雪』は、災害や爆風で建物やまちが飛ぶ様子をあらわしています。しかし、「『The Earth can be Beautiful Again〜かろやかに鳥が 笑いかける花 輝ける森が 語りかける朝」という歌詞で美しく蘇る世界への祈りを表しています。

歌と言葉には不思議な力があります。本気で美しい地球を取り戻そうという想いを一つにして、みんなで歌って音楽を楽しみながらSDGsに取り組む、そんな「にじのちきゅうプロジェクト」は 音楽を楽しんだり発信したい方々が繋がって、SDGsへの想いを一つにする活動のひとつと思っております。

川越総合高校100周年記念事業での合唱指導協力

2021年9月2日、ウエスタ川越大ホールで川越総合高校100周年記念事業が行われました。多数の来賓を招いての予定でしたが、コロナでの緊急事態宣言下にあって、無観客での開催となりました。

この事業を行うにあたって、川越総合高校の生徒さん達が、宮澤賢治の作品を題材にした坂田晃一氏作曲の『賢治の風景』より『向ふも春の訪れなので』と『コバルト山地』を合唱演奏するための指導をこの夏休みに行ってまいりました。コロナの感染を防ぐため、練習回数も4回、一回につき1時間半という短い時間でしたが、大変な中で集中して取り組まれ、ピアノ伴奏もメキメキ上達して素晴らしい成果となりました。やり遂げたことが、きっと、将来に向けて彼らの大きな一つの自信となってゆくことでしょう。

https://www.sch-artworks.jp/live/20210902kawagoesougoukoukou.html

また、私の方でこの曲のための連弾譜も作成させていただきました。それが以下の説明です。

この夏は川越総合高校100周年式典(ウエスタ川越大ホール)の音楽披指導の依頼を受けて準備を進めてまいりました。総合高校の生徒さんや先生方と交流をもつことができました。コロナ禍の中で、川越総合高校100周年式典では。坂田晃一先生が、宮沢賢治の作品に曲をつけた「賢治の風景」という作品の中から、『向こうの春もお勤めなので』と『コバルト山地』合唱曲の指導として夏休み4回の合唱練習(最小限にするため)と数回のピアノ指導でをさせていただきました。コロナ禍の中で、式典の規模も縮小され、最終的には、無観客での開催となりました。演奏者の人数もウエスタの舞台に載せられる生徒さんの人数に制限があり、また式典メインということで、反響版が使えない中、ピアノの屋根の部分を外し、連弾にするという構想でしたので、私が編曲してみました。本番ではピアノ伴奏もソロで生徒の早津さんが演奏することができ、指揮は高校の松崎康裕先生が振られることになりますが、幻の楽譜となってしまった連弾バージョン、こちらに載せさせていただきました。

https://soundcloud.com/noriko…/gcnbecz9ch10/s-jnATgDPh0gO

『この世に一つだけのあなたの音楽を!〜誰でもスラスラ、オリジナルで曲が書ける、まったくの初歩からの音楽講座』udemyより配信しました

オンラインで誰でも簡単に楽しく学べる講座を作ってUdemy から配信してみました。『この世に一つだけのあなたの音楽を!〜誰でもスラスラ、オリジナルで曲が書ける、まったくの初歩からの音楽講座をUdemyより配信しました。


https://www.udemy.com/course/musescorewriting/?couponCode=944929D87727EEE8F8E2

内容:作曲の仕方から発信方法までを学ぶ講座。初歩でも楽譜が書け、実際の音になるMuseScore(無料楽譜作成ソフト)をマスター。実際にピアノの演奏を聞きながらメロデイの作り方、和音の進行、曲の構成など体系的な理論が自然に身に付く音楽講座です。

概要:この講座は、MuseScoreというソフトを使い、作曲の仕方から発信方法までトータルに学ぶ講座です。MuseScoreは、音楽を今まで習ったことがなくても、楽器がなくても、楽譜が読めなくても、パソコンで簡単に打ち込みながら楽譜が書け演奏もできます。スラスラ、オリジナルの曲が書くために、言葉の抑揚やリズムを生かしたモチーフを発見して、あとは動かすだけ簡単にオリジナルの曲が書けます。その際、メロデイの作り方、和音の進行や曲の構成など、曲作りに必要な音楽理論も実際の演奏も交えて自然に身に付くように工夫されています。そういった音楽作りのルールも少し学んで曲を作っていくと、実は、誰でも曲を作ることができ、また何となくできた曲やワンパターンの曲にならず、応用も効くようになります。全くの初歩から楽譜が読めない方も、音楽経験者も、MuseScoreの使い方を覚えて気軽に作曲ができる。あなたの音楽を発信でき、音楽で人とあなたが繋がれる世界へ。

SDGsを歌おう「にじのちきゅうプロジェクト」Online 合唱・演奏にあなたも一緒に参加してみませんか。

「にじのちきゅうプロジェクト」体験会行いました。

歌と言葉には不思議な力があります。本気で美しい地球を取り戻そうという想いを一つにしてみんなで歌って音楽を楽しみながらSDGsに取り組む、そんな「にじのちきゅうプロジェクト」にあなたも一緒に参加してみませんか。

今回「にじの地球」を歌や楽器、パフォーマンスで一緒に参加してくださる個人や団体を募集します。音楽を楽しんだり発信したい方々が繋がって協力しあえるきっかけを作り、SDGsの理念のもと、地域の多様な文化芸術などの活動を発信できる仕組みを私たちは作ってまいります。

障害のある方も楽譜が読めない方もアマチュアもプロも誰でも参加できます。オンラインなので、リアルには参加できない遠方の方も一緒に、誰も取りこぼさないSDGs の目標を達成してまいります。そして来年以降、更なる活動に発展してまいります。

参加方法は簡単です。イヤホンで音源を聴きながら、ご自身の歌声のみをスマホなどで録音して指定のURLに送っていただきます。また、皆さんのSDGsのメッセージやご自身の写真や動画なども送っていただき、その素材をもとに、プロの動画編集者がオンライン動画を作成、オンライン上で発表、配信いたします。

その際にFacebook等のサイトで皆さんの活動のご紹介や意見交換などをして、つながりを深めるオンライン上の場も設定してまいります。コロナ後には、オフ会も計画してまいりたいと思います

にじのちきゅうを歌ってみよう(体験会)

以下の日程で、楽曲『虹の玻璃(にじのちきゅう』を練習しながら歌ってみる体験ができます。3回の連続講座で、発声、メロデイやコーラスパートの練習、録音の仕方までレクチャーします。

日程 6・19(土)6・26(土)7・3(土)時間9:00〜9:45オンライン講座

対象 SDGsを歌って表現したい方(合唱経験の有無は問いません)。楽器やパフォーマンスも歓迎。

Facebook申し込み・問い合わせページ https://www.facebook.com/nijinochikyu

楽曲動画 https://youtu.be/taxcD0msT3Q

詳しくは以下のチラシをご覧ください。

ひとひらの花びら:合唱バージョン (寺島悦恩作詞 小林範子作曲)

卒業式シーズンです。この曲では、人生のさまざまな場面での別れとまた新たな出会いをうたにしてみました。

ひとひらの花びら (作詞:寺島悦恩/作曲ピアノ小林範子/合唱:あけぼのホール合唱団)

あなたの手のひら ひとひらの花びら

わたしの手のひら ひとひらの花びら

美しい花びら

雲一つない 青空に 満開に咲ける 花々

わたしたちは ここで生きてきた

それでも 立ち去るときが来た

満開の春の花の下 

いつの日かきっと きっと会うだろう

そうだ今朝は はじまりの朝だ

あなたの手のひら ひとひらの花びら

わたしの手のひら ひとひらの花びら

美しい花びら

菜の花 広がり 桜は弾ける

まっすぐに道は 広がっている  

わたしたちはここで生きてゆく

さあ 歩き出すときが来た 満開の春の花の下 

いつの日かきっと きっと会うだろう

そうだ今朝は はじまりの朝だ 

楽譜はお問い合わせくださるか、または https://kobayashi-noriko.stores.jp および https://kobayashi-noriko.jp からご購入ください。

録音はあけぼのホール  http://www.akebono-hall.com/ からお届けしています。 合唱はあけぼのホール合唱団です。

ひとひらの花びら:合唱バージョン (寺島悦恩作詞 小林範子作曲)

NPOアートバーブスと非営利活動のご紹介

昨年は、コロナ下でほとんどできなかった活動ですが、今までの行ってきたNPOアートバーブスと非営利活動についてまとめてみました。

2005年から非営利活動としてNPOアートバーブスを中心に、文化芸術とともに、まちづくりや環境問題、異文化交流等、多彩なテーマで、人が生涯にわたり、自ら考え、創造し、成長しつづけることのできる講座開催や場づくりを研究、実践しています。

2015年から川越の文化、歴史、まちづくり、観光資源など多様な分野の専門家に川越の魅力を語っていただき、これまであまり地域に関わりを持ってこられなかった市民に新たに川越の魅力を共有し、地元に誇りを持ち、川越の魅力を発信できるコンシェルジュのような人材を養成したいという思いから30回の講座で参加者はのべ2000人になりました。集大成として、川越という地域をアピールする各専門家十数名の知識を結集した、デイープなまちの魅力を伝える『うつくしの街川越~小江戸成長物語』(監修=山野清二郎・松尾鉄城/編集企画=寺島悦恩・小林範子、6月30日発売、2500円+税、400ページ)を株式会社一色出版(東京都文京区本郷)より刊行。さらに学校図書館を含め、公共施設等に配布するために、クラウドファンデイングに取り組んだり、川越トークショウとして川越プリンスホテルでイベント開催などするなど活動の場を広げてきました。

①ー1 うつくしの街川越~小江戸成長物語

またこえど市民活動ネットワークづくりプロジェクトとして市民活動を応援する取り組み、具体的には市民活動に役立つ講座の開催や情報誌の発行、さらには協働事業を行っている市民活動団体13団体を集めて「市民活動フォーラム in川越2020~現場からの報告会」の開催など行ってきました。

ラウドファンデイング参加者と執筆に関わる皆さんを集めた「川越トークショウ」を川越プリンスホテルと協働、ホテルロビーで行い、観光客も立ち寄りながら開催 (2019年9月30日)
「市民活動フォーラム in川越2020~現場からの報告会」の様子(2020年1月20日)ウエスタ川越小ホール

専門家ボランティア共助仕掛人

NPO として市民団体への助成金やウエブ発信、ファンドレージングなど必要な情報提供やつながりづくりのシンポジウムなども行ってきたことをもとに、藤井みどりさんからお話があり昨年から仕掛人としても活動を始めました。たとえば現在、市民活動団体への助言やサポートの一環として、石川真さんを中心に行われている川越ファーマーズマーケットの活動をさらに広げるため、一般社団法人化をお手伝いしています。今、定款作りなど終えたところです。川越ファーマーズマーケットでは、石川さんを中心に地元の農家さん達が参加して行うマルシェの回数を年2回から毎月というように増やしたり、定期的に地元の店へ農産物を配達して、店が地元食材を使ったメニューを開発提供するなど活動の幅が広がってまいります。そういった素晴らしい想いで活動していらっしゃる方々の活動がしやすくなるサポートができたらと思います。

市と協働事業を行っている市民活動団体13団体を集めて「市民活動フォーラム in川越2020~現場からの報告会」を初めて開催しました。各団体の発表や意見交換など貴重な交流の機会となりました。

現在の活動で悩みや課題

最近、司法書士さんや行政書士、会計士さん、中小企業診断士さんに相談にゆく機会を持ち、今まで法律的な部分でよくわからずにつまづいていたのだなと思いました。NPOなどの場合、専門家を入れる資金的な余裕がない場合が多く、また資金のないNPOを顧客に持てないという専門家の事情のあると思いますので、専門家のアドバイスを受けて自分たちで、登記や手続きなど活動しやすい条件を整えるべく相談できる繋がりづくりが重要だと思いました。

毎年の事業報告書などの書き方で指導を受けることが多く、県の方も親切に教えてくださるのですが、書類作業で時間をとられるため、本来の仕事がその分できなくなってしまうことが課題でした。

今後の目標

今年から、川越市と協働して以下について内容について。地域でさまざまに素晴らしい講座や文化芸術イベントやまちづくり活動など行われていますが、それぞれバラバラに行われていて、いつどこかで何が行われるのか、わからないままに終わっています。そこで分かりやすくまとめる発信できるプラットフォームを作りたいと思います。まずは市民活動支援施設など市の既存の建物で行われている活動について、次のステップで観光施設や民間施設でのイベントや講座も含めて、発信できる環境を整備していきたいと思っています。現在その準備中です。全国から参考になるモデル事例の検討を始めた段階です。

メッセージ

このコロナ禍を考えてみると、とくに地域での活動や人とのつながりが生み出すものからの達成感は大きいなと実感しています。皆様のさまざまなご経験を地域で生かしていただけたら、みじかな生活が豊かなものになってゆくと思います。